下北沢路地裏エアポート

Shimokitazawa Backstreet Airport

【スターバックス】ブリュッセル・グランプラス

ヨーロッパに来ても定点観測。見所や名物が多くて後回しになってしまったが、目的を持って街を探索するのは楽しい。切り口が同じであれば、なおさら国や街による違いが比較出来て際立つ。というわけで全世界に展開するコーヒーショップ・スターバックスの訪問記、ベルギーバージョン。

スターバックス ブリュッセル

スターバックス ブリュッセル

今回訪問したのはブリュッセルのシンボル広場、グランプラスに面するお店。
周囲の景観とマッチさせるため、テントの色が緑と赤。鉢植えの赤い花がテラス席に彩りを添える。隣のお店は全く違うレストランなのだが、テントルーフの色合いは同じ赤と緑。景観の統一がなされている。もしかしたら条例などで決まっているのかもしれない。

スターバックス ローカルグッズ探索

スターバックス ベルギー マグカップ

スターバックス ベルギーマカップ

お店に入ると、騒然と並ぶマグカップ。カラフルシリーズとオールドシリーズ。
レリーフシリーズは置いてなかった。

スターバックス ベルギー マグカップ

スターバックス ベルギーマカップ

描かれた街の名は「Namur」「Antwerp」「Leuven」「Gent」「Liege」の5種類。
なぜかここブリュッセルが無い‥
古いシリーズなので、もしかしたら早々と売り切れてしまったという可能性がある。やっぱりその土地で、その土地のものを買いたいのが購買者心理。
そういえば他の国でも同じだった。現地のものが売れ行きが良いのか残り少なく、隣の地域や街のものがたくさん残っていた。

スターバックス ベルギー マグカップ

スターバックス ベルギーマカップ

続いてカラフルシリーズ。
こちらは「ベルギー」「ブルージュ」「ブリュッセル」の3種類。訪問済みのブルージュがあると思わず親しみを抱く。しかしここはブリュッセル。やはり買うならその場所のものをその土地で、という心理になる。在庫の残り方の真相を、身を以て実感。 

スターバックス ベルギー

スターバックスベルギー マグカップ値段

最後に価格調査。
カラフルシリーズが17.50euro(=約2,100円)、オールドシリーズが14.90euro(=約1,800円。共に6/12レート)。

other city magという書かれ方が面白い。
なんとなく、値段は平均的なのかと感じる。
そしてバリスタベアを探したのだが、この店にはいなかった。駅や空港などのお店でも探したのだが、やはり見つけられなかった。
恒常的にないのだろうか、たまたまなのかわからないが、次の訪問の課題としよう。

今回のお店、場所はこの辺り。グランプラスに面している。

地図で検索していただければわかるのだが、ブリュッセルにあるスターバックスは街の規模と比較してかなり少ない。
アジアの他の都市と比較した場合、感覚的には1/3くらいのイメージか。そのくらいアジアへのスターバックスの勢いが凄まじいという捉え方もできる。

ヨーロッパはカフェ文化があり、街を歩けばすぐにいくつもカフェを見つけられる。ベルギーにはワッフルやチョコレートを売りにするカフェも数多い。
それらはチェーン店のように複数店舗ある場合もあるけど、単独でひっそりと、しかし根強いニーズに支えられて繁盛しているケースも多々ある。そういったお店は個性的で彩りがある。
推測でしか無いが、ヨーロッパでは画一的なチェーン店よりも個性を重視した、親しみあるお店を好む文化が根付いているのかもしれない。

そういえば僕の根城の下北沢、また沿線ではあるが吉祥寺もかつてはそういう個性的なお店が軒を連ねていた。
いまではだいぶチェーン店が増えてきて、僕もその恩恵にあずかっているのだけれど、やっぱりそこでしか行けない、この店がないと、という個性を伸ばしていってほしいという思いはずっとある。
「画一的な同一クオリティ」も安心感はあるけれど「そこにいかないと出会えない」というのが、やっぱり僕たちが”移動する喜び”であって、大げさな言い方をするとそれは”生きる喜び”とも言えると思うから。

【ベルギー】ブリュッセル中心部・ベルギービール

”現在”という言葉を英語にすると”Present”。すなわち「贈り物」である。現在は未来からの贈り物である、という言い方や、贈り物である現在を受け取らなければならない、などいろいろな解釈ができるが、最近「おくる=贈る」と「おくれ=遅れ」は同根だという文献を読んだ。
”贈り物”をおくる時、そこには”遅れ”ばせながら、の実感があるからで、心に抱きながら伝えられずにいた思いを、”おくれ”の実感とともに”おくる”のだそうだ。

僕もブリュッセルにいる間にこの記事を書きたかったのだが、すでに”おくれ”ている。今こうしている場所は日本、東京だ。記事を書くときにはすでにその場所にいない、それはつまり遅れている。

現在は速い。その現在を捕まえるためには、過去を意識しては難しい。「ブログに書くために、写真を撮ろう」という瞬間に過ぎ去っていくことも多い。また逆に瞬間を感じ取るため、写真にとらえきれず心のファインダーのみに刻まれている物事も多々ある。
その点twitterinstagramなどのツールは優れた即時性を持っている。時代の流れで情報は即座に、鮮烈に共有されるようになってきてはいるけれど、切り取った「現在」を記憶の中でも生きている現在として命を吹き込むこういう作業も悪くないと思う。時代の利器も使いながら、うまい具合に間をとっていけたらいいな。

というわけで遅くなってしましましたが、ブリュッセルのレビューを書こうと思った次第。

ヨーロッパの中心 ブリュッセル

ブリュッセル グランプラス

ブリュッセル グランプラス

ベルギーは大きさ的でいえば関東地方ほど。だがその中に3つの言語圏がある多様な国家。そして首都であるブリュッセルにはEU本部が置かれている、いわばヨーロッパの中心。情報が行き交う、活発な感じは街の至る所で感じることができるが、街自体はコンパクトで歩きやすい。
街の中心にあるシンボルは、グランプラスという広場。市庁舎前の広場だが、夜になるとライトアップされる。有名なしょんべん小僧もこの近くにあり、グランプラスを中心に少し歩けばブリュッセルの著名な観光名所やお店は網羅できる。

中心部にある美しいアーケード。

ブリュッセル アーケード

ブリュッセル アーケード

賑わうお店の中にチョコレート屋さんが多数。有名店はだいたいこのアーケードで買い揃えられる。
ベルギーのお土産といったらチョコレート、それにベルギービールで間違いない。

修道院で作られた、秘密のビール

ベルギービール LUTGARDE

ベルギービール LUTGARDE

ベルギービールは相当な種類がある。瓶に入ったビールはどれもコクがあって美味しいが、数が多すぎて選ぶのに迷ってしまう。一助となれば幸いで、ご紹介するのはかつて修道院で作られていたという、LUTGARDEというビール。
ラベルには口に指を当てる修道女。一見、宗教上のタブーを犯したか?と不安になるようなパッケージ。
白いビールと、ブロンドのエールビールの2種類。

LUTGARDE

LUTGARDE 修道女

 「しー、、、秘密よ!」という意味深なメッセージ。
実は調べたところ、このビールが美味しいとの噂が広まるので、修道院の中だけの秘密よ!という意味だそう。門外不出だったビール、今ではいろんなところで飲める。
HPではLUTGARDEの発祥の意味や、飲めるお店や買える場所も地図で見れるようになっている。(HPの言語はベルギーらしく、3ヶ国語から選べる)

lutgarde.eu

キリスト教に馴染みがないとちょっとびっくりするが、よく読んでみるとユーモアがある。
門外不出の味。
どれだけおいしいのか、、、修道院に隠されていた秘密に迫ってみよう。

【ベルギー】ブルージュ・屋根のない美術館

ベルギーはEU本部がある、欧州の中心とも言える国。規模は小さいが担う役割は大きく、新聞書面でベルギーの都市が踊る事も少なくない。
今回仕事で訪れたのは首都ブリュッセルだったのだが、日帰りで行ける観光都ブルージュに足を伸ばしてみた。(ブリュッセルのレポートはまた後日)

f:id:MR-Squirrel:20190609155624j:plain

水の都・ブルージュ

「北のベネチア」「屋根のない美術館」などと呼ばれる、美しい街。街を水路が貫く。今でも観光用に船が走っており手軽に乗れる。水辺から見る街はまた違った様相。

f:id:MR-Squirrel:20190609160154j:plain

ブルージュ 船から

歩いきた橋を下から潜り、陸とは全く違う導線で街を見る。古く船は物流を担っていたようだが、今では完全に観光用。とはいえ、行った土地で普段乗らない乗り物に乗る充実感は大きい。非日常的体験と合わさって強い印象を残すことは間違いない。

f:id:MR-Squirrel:20190609160546j:plain

ブルージュ 船で橋をくぐる

頭打つんじゃないかという高さの橋をくぐり抜ける。「気をつけて!」と船頭さんがアナウンス。手を上げて橋の欄干を触るお客さん。スリリング。
007シリーズだったら、ジェームズ・ボンドはこの橋の狭い隙間を利用して追っ手をやっつけるだろう。
ボンドがブルージュに現れたという情報はまだ聞いていない。

f:id:MR-Squirrel:20190609160943j:plain

ブルージュ 水辺のホテル

船でアクセスできる(できた?)というホテル。アナウンスで18?17世紀の、、といっていたのだがうまく聞き取れなかった。運河ならではの光景。ホテルは陸路で行くという前提でいる現代人の頭をリフレッシュしてくれる。欧州ではこういった光景も親しみのあるものなのだろうか。日本の時代小説を読んでみても、京都伏見の近辺はじめ関西などには裏に船が発着するような船宿がいっぱいあったようだ。
陸路の発達で船の恩恵は忘れ去られつつあるが、歴史を紐解けば水運の歴史の方がはるかに長い。水運が担っている大きさをあまり感じない現代だが、こうやって見方を変えると普段見えてなかった事柄が色々見えてくる。

f:id:MR-Squirrel:20190609161711j:plain

ブルージュ ボート乗り場

船の乗り場は街中に5、6箇所ある。どこから乗っても乗る距離と時間はほぼ一緒なので、都合に合わせて選べる。だが混雑具合には大きな差があるようなので、タイミング次第。

f:id:MR-Squirrel:20190609161943j:plain

ブルージュ ボート乗り場

どこから乗っても所要時間は30分程度。価格は10euro。

f:id:MR-Squirrel:20190609162128j:plain

ブルージュ マルクト広場

この街の中心、マルクト広場。
街に鐘を響かせる鐘楼がこの広場にあり街を見守っている。

f:id:MR-Squirrel:20190609162337j:plain

ブルージュ 鐘楼

高いところ好きとしては、街で一番高いところを見つけると血が騒いでしまう。
この鐘楼、全部で350段以上もある階段を自力で登らなければならない。しかも、安全上の理由ということで50人づつしか登れない。一人が改札をでたら、一人が改札を入れるという仕組み。週末では待ち時間が発生するので、ご注意を。

f:id:MR-Squirrel:20190609162942j:plain

ブルージュの街 鐘楼から1

同じ色の屋根の色が整然と並び、遠くにはこの街にある教会の聖堂、さらに奥には森の緑。今歩いてきた街を、こうして上から見る。今までの道程を、記憶のイメージと俯瞰した景色とつなぎ合わせ街を立体的に捕まえていく。
飛行機からみえる景色もそうだが、高いところから見る景色はただ過ぎ去って行ったら何の変哲も無いけれど、その場所に行ったという体験と結びつけることで強烈な立体感が生まれる。

f:id:MR-Squirrel:20190609163543j:plain

ブルージュ 鐘楼から2

ボートで渡った水路が見える。

f:id:MR-Squirrel:20190609163747j:plain

ブルージュ 鐘楼から3

さっきまで鐘楼を見上げていたマルクト広場を眺める。
僕が高いところが好きな理由は、ただ気持ちいいというのもあるけれど、俯瞰して見える視点がすごく豊かな気持ちをくれるというのもある。
この日は風がものすごく強くて、地上との違いを実感した。

【スターバックス】シンガポール・ウォーターボートハウス

令和が始まった5月。新元号を意識したわけではなく、ただ結果的に新元号に便乗してスタートしたブログも気づけば10記事目。書きたいネタはあるのになかなか時間が追いつかないもどかしかを感じながらも、街やお店など色々なものへの見方が変わった実感がある。「お、これ面白い」「この景色もっと知ってほしいな」「この味いいな」など自分の体験を誰かに繋げていくリレーのイメージ。

5月のアジア行脚の〆はシンガポール。冒頭でそんな事言いつつ、やっぱりここでも定点観測の世界的コーヒーチェーン。もはやスタンプラリー感覚。けれど行く以上は良い情報を提供したいと感じホテル近所の手っ取り早い店でなく、あえて観光名所ちかくの見応えのあるお店へ。仕事の後でも動きたくなる、こういう行動モチベーションはブログの効用。

f:id:MR-Squirrel:20190531184031j:image

シンガポールの中心部は大きく2箇所に分かれているのだが、海側の中心マリーナベイに面するエリア。世界に誇る観光名所「マーライオン」のそばにあるスターバックス ウォーターボートハウス店。

以前訪れた事があり、もしシンガポールスターバックスを紹介するならここだなと前から思っていたお店。

外観は船の管制をするような灯台や見晴台があるような歴史を感じる建物。外観に緑のロゴマークは無く、茶色のシックなデザインは建築ともマッチしている。

場所はこの辺り

 

お店のエントランス。

f:id:MR-Squirrel:20190531184440j:image

店内は広く、照明などは船のモチーフか。開放感があって気持ちいい店内。

f:id:MR-Squirrel:20190531184555j:image

また壁画にはシンガポールの全景と「you are hear!」の印。こういう風に見ると海への出入り口だとよくわかる。

f:id:MR-Squirrel:20190531184728j:image

 

金曜の昼過ぎはまだ空いている。窓側の見晴らしの良い席に座り外を見る。シンガポールの新シンボルマリーナベイサンズが湾の向こう遠くに見える。

f:id:MR-Squirrel:20190531185111j:image

じつはこの正面向こう側にマーライオンがいる。そばの橋はF1シンガポールGPの時にはサーキットコースになる。夜間に行われるストリートサーキットのシンガポールGPの盛り上がりは凄い。今年も開催は9月だがもう準備が少しづつ始まっている様子だった。

 

ローカルグッズ探索

f:id:MR-Squirrel:20190531185438j:image

ローカルマグカップレリーフシリーズ。国であり街であるシンガポールは一種類のみ。

 

f:id:MR-Squirrel:20190531185630j:image

カラフルシリーズは2種類。共に「シンガポール」だが色が違う。こう言った展開もあるのか。

価格だが、シンガポールではどちらのシリーズも値段は一緒で22.9S$(5/31レートで約1,800円)

急激に円高が進んでいるので比較が難しくなっているのだが、平均的価格の印象。

 

そしていよいよ彼。実は以前シンガポールですでに彼の事は知っていた。あまりのインパクトだった。彼を紹介するために色々な国でバリスタベアを見に行ったと言っても過言ではない。

f:id:MR-Squirrel:20190531190004j:image

お分かりだろうか。マーライオンベアである。となりの彼女はシンガポール建国を支えたサムスイウーマンベア。

どちらもこの国にちなんだバリスタベアなのだが、正直マーライオンベアの前では霞んでしまう。それくらいのインパクトなのである。まずモコモコ感がハンパない。ボリュームが違う。綿の使用量が絶対的に違うのだ。

f:id:MR-Squirrel:20190531190453j:image

彼に会うと、本物の“彼”に会いたくなる。

その時は橋をくぐってマリーナベイに向かえば良い。このお店からなら3分で着く。

f:id:MR-Squirrel:20190531190705j:image

ちなみに行けばわかるのだが、マーライオンには子供がいる。

f:id:MR-Squirrel:20190531191909j:image

お父さん(お母さん?)とは背中合わせ。

3大世界ガッカリ遺産なんて揶揄されてるけれど、このミニマーライオンを見てから親マーライオンを見ると迫力があると感じる事ができる。

遠近法はこういう使い方もできる。‥遠近法じゃないか、それは‥

【スターバックス】ベトナム・ハノイ

ベトナムの首都ハノイは10数年前バックパックを背負って歩いた思い出の街。仕事で来るのはちょうど1年ぶりくらい。以前との比較なども含め、美味しい食事のことや魅力的な街並み、発展著しいこの国の経済など、書き記そうと思うことはたくさんあるのだけれど、一番描きやすいネタはやはり定点観測。もはやスターバックス芸人ブロガーと言えなくもないほど書きやすい話題。
というわけなので、勝手にこの街を代表するコーヒーショップの話題。 

f:id:MR-Squirrel:20190528011002j:plain

ハノイ スターバックスLan Vien店

ハノイの中心部、LanVienホテルに併設されたスターバックス。外観は植物がいっぱい。外気温30度で高湿度、熱帯のハノイの街並みに対して涼しげなルックス。青々と茂る鉢植えと街路樹の緑に、さりげなく主張する世界的カフェのロゴマークの緑。街とカフェ、良い感じのハーモニー。

f:id:MR-Squirrel:20190528011812j:plain

ハノイ スターバックス店内

月曜午後の店内ともなれば空席も目立つ。エリアとしてはオフィスと観光地が混在する地域。大きな荷物を小脇に抱えるのは隣につながっているホテルの宿泊客や周囲の宿に行く人たちか。
またどこの国でも共通のノート型PCやタブレットを開く光景。ノマドワーカー増加の傾向は世界的規模のトレンド。

f:id:MR-Squirrel:20190528012453j:plain

ハノイ ローカルマグカップ

ローカルマグカップの調査はレリーフシリーズから。重厚感のある最新のシリーズ。
しかしここでは国単位の「ベトナム」のものしかなかった。「ハノイ」があるかは調べないとわからない。ベトナムも縦に長く広いので、各地の名所が刻み込まれているのだと思うが、正直なにが描かれているのかは不明。

f:id:MR-Squirrel:20190528012830j:plain

ハノイ ローカルマグカップ オールドシリーズ

こちらは以前からあるタイプのシリーズ。ここでは「ハノイ」に加えて南の大都市「ホーチミン」と国単位の「ベトナム」の3種類。
このシリーズに描かれている絵はタッチが柔らいのが特徴なのだけれど、この3つはカップの色味もすごくマッチしている。アオザイを着た女性の後ろ姿は風が吹いているように涼しげに見える。
ベトナム宗主国がフランスだった影響もあり、街並みにもどことなくフレンチテイストが漂う。この国のなんとも言えない淡い上品さを、どれもうまく表現しているという気がする。

 

f:id:MR-Squirrel:20190528013539j:plain

ハノイ ローカルマグ カラフルシリーズ

このシリーズも売られていました。”カラフルシリーズ”というのは勝手につけた名称。それはさておき、このシリーズに「ハノイ」が無い。なぜだ‥
ベトナム」「ホーチミン」「ハイフォン」「ダナン」の4種類。
なぜ首都の名前がないのかは不明。もしかしたら売れ行きがよく在庫切れなだけかもしれないが。
ダナンとハイフォンはともに海沿いの都市だが、描かれている橋に特徴がある。このマグカップで知り、現物を見に行くきっかけになったら面白い。
いつか行ってみたい街が2つ増えた。

 

f:id:MR-Squirrel:20190528014134j:plain

ベトナムドン問題

さてこのマグカップの値段。
価格は350,000VND(ベトナム・ドン)。この国の通貨、ゼロが多すぎてぱっと見いくらか全くわからない。ものすごく高額な買い物をするような気になりためらって、計算するとそうでもなかったりする。
実は以前ベトナムではUSドルが使えた時代がある。自国の通貨が安定しない国や地域で起こりやすい現象だが、既に2019現在USドルは使えない。それがこの通貨の安定を意味するのであろうか。真相はわからないが、駐在の同僚に聞くところベトナムでは物価や経済力が凄い勢いで上昇しているのは事実。ゼロが多すぎるのは、やっぱり不便だけれど。
というわけで、レリーフマグの値段350,000VDN=日本円で約1,650円(5/27レート)。安い気がする。 物価の影響だろうか。なるほど。ちなみにオールドマグシリーズは300,000VND(約1,400円)でした。

 

f:id:MR-Squirrel:20190528015153j:plain

ハノイ バリスタベア

そして忘れてはいけない登場人物「バリスタベア」。名前はシドニーで覚えた。もう間違えない。
ハノイバリスタベアはやはり民族衣装シリーズ。男の子は、なんだろう、カンフーウェアのような民族衣装。女の子ベアはアオザイ
民族衣装はどこも大体そうだが、その土地や風土、人種や体型に合い、かつ快適に過ごせるように長い年月を経てできたものが多い。ベトナムの民族衣装もおそらくそうで、アオザイのツルっとした生地となめらかな曲線は見た目にも美しく涼しげ。それを纏うバリスタベアの彼女も、きっとこの土地で心地よく過ごせる。
エプロンをつけた彼は、唐笠を被って日射対策に余念がないようだ。これからの田植えの季節にも耐えられる。バリスタか田植えか、彼もなかなか忙しくなりそうだ。

【スターバックス】シドニー・Haymarket

シドニースターバックス

オーストラリアの玄関口のシドニー。ここでも言わずもがな、スターバックスはたくさんある。どこも一緒の緑のロゴ。どこでもほぼ同じクオリティ。違うのはその土地その街に馴染んだ個々の雰囲気と、ローカルグッズ。
こういう切り口があると滞在が楽しい。なんでも良いんだと思う。自分なりの発見や好奇心を満たすものがあることは、充実感につながる。マイレージやホテルも面白いけれど、錚々たる諸先輩方ほど語れるものは無いので、こんな感じでゆるく見つけていければと思う。

今回はチャイナタウン近くにあった、ヘイマーケット店に。

f:id:MR-Squirrel:20190522135108j:plain

シドニー スターバックス・ヘイマーケット


面構えがいい。古い建物を活かし街にとけ込みながらも、スターバックス風にうまくリノベーションしている。
1、2Fフロアの店舗で、続きの建物はオフィスとホテルになっている。

f:id:MR-Squirrel:20190522135408j:plain

シドニー スターバックスの2階席

2階に上がり、窓がわの席に。シートは革張りのソファ。外から見えた看板の真下。午前中だったのもあって、人はまだ少ない。大学が近いのもあってか、レポート用紙をめくりながら作業中の若者も何人かいた。
街並みを見下ろし面白いものがあればいいのだが、ここから見える風景にさして大きな面白みは感じなかった。人の動きも穏やか。シドニーは少しエリアを変えただけで大きく時間の流れが変わる気がする。

 

ローカルグッズ

f:id:MR-Squirrel:20190522135920j:plain

シドニー ローカルマグカップ

定点観測になりつつある、ご当地グッズの探索。ここシドニーはオーストラリアの玄関口。だからなのか、ローカルマグには「オーストラリア」から始まり、ご当地の「シドニー」以外に「ブリズベン」「メルボルン」「ゴールドコースト」と有名都市がずらり。ご当地に出向かなくても買える。

 

f:id:MR-Squirrel:20190522140307j:plain

シドニー カラフルなローカルマグ

そして別シリーズ。国によって売っているシリーズはまちまち。

f:id:MR-Squirrel:20190522140536j:plain

シドニー スターバックス グッズ価格表

価格だが、立体のレリーフマグが29.95AUD。カラフルなマグが24.95AUD。
約2,300円と1,800円(5/21日のレート)。高い気もするが、全体的に物価の高いここでは普通のような気もする。

 

ローカルグッズの謎、解ける

そして忘れてはいけない、彼。

f:id:MR-Squirrel:20190522141102j:plain

シドニー バリスタベア

なんと、書いてありました、名前。「バリスタベア」と呼ぶのだそうです。知らなかった‥。
その喜びもさることながら、すぐに別の衝撃。そこには動物王国オーストラリアのクマくん、クマでありながらも、別の動物に擬態する能力を身につけた。もはやランブルボールを使ったチョッパー的な存在か。
コアラベアとカンガルーベア。どちらも捨てがたい。カンガルー氏の方はよく見るとまつ毛が長い女性であり、お腹の袋に子供を入れているママカンガルーであることがわかる。しかも、袋に入ってるのはクマ。ということはやはりクマの子はクマ。
なるほど、奥が深い。考えられている。
左端にいる彼はエプロンを変えたグローバル戦士。きっとまたどこかで会うだろう。その時まで、しばしの別れだ。

もう一つの謎、解ける

香港で出会ったチアガール風の彼女。実はキャンペーンの桜バージョンだったようだ。

f:id:MR-Squirrel:20190522141748j:plain

バリスタベア 桜コレクション

さくらコレクション、という名前の展開だったらしい。日本でもやっていたのだろうか、知らなかった。今度興味深く見てみようと思うが、日本はさくら関連のキャンペーンだと、桜の時期をすぎると急激にズレ感が出てくるというお国柄。もしかしたらもう無いかもしれない。そう思うと、ここに来なかったら気づけなかっただろう。

【スターバックス】香港・北角

趣味がある人の話は面白い。しかもそれが色んな場所で、同じ切り口で語れるのであればなおさら充実しているはずだ。ワインでも、飛行機のマイルでもそう。
移動が多い生活の中で、その”切り口”に気がついたのはつい最近。ソウルのスターバックスを訪れた時の思いつき。

学生のころや、社会人になりたての頃やたらと行ってたスタバ。ノマドワークが流行ってからなのか、今では混んでいるのもあってあまり行かなくなったけれど、目的を持って訪れるとそれはそれで面白さが出る。趣味と呼べるかはわからないけど、思いついたのでしばらく続けてみようと思う。

というわけで、香港でもスターバックスを探す。検索すれば、ここでも驚くほどたくさんの店がヒットする。おそるべし、世界的チェーン。

f:id:MR-Squirrel:20190519010716j:plain

スターバックス 北角

今回はたまたま近くを通りがかった所にあった香港島・北角の店に入った。
坂の途中にある2Fのお店。1Fは銀行のHSBCだが、坂の具合が写真からお分かりだろうか。香港にはこんな地形がたくさんある。

f:id:MR-Squirrel:20190519011017j:plain

香港 King's Roadが見える窓側の席

トラムの走る大通り沿い。香港らしい景色を、と思ったのだがうまく撮れなかった。もうちょい店を探せばよかったと反省。まあ時間や都合の兼ね合いもあるので仕方ないこともある。次回の課題に。

 

スターバックス 香港ご当地グッズ

では香港のスターバックスで見つけたご当地グッズをご紹介。
まずは定番のマグカップ。種類も柄も数種類。よく見たら「香港」「マカオ」「中国」が一緒くたに並んでいる。なるほどここは中国の一部。政府も貨幣も一応違うが、メインランドの影響力はこんなところからも窺い知る事ができた。

f:id:MR-Squirrel:20190519012249j:plain

香港/中国/マカオ ご当地マグカップ

香港の柄はケーブルカー。中国は龍。マカオ灯台。どれも面白い。個人的にはマカオのブルーが綺麗で惹かれた。

f:id:MR-Squirrel:20190519012722j:plain

香港 ご当地マグカップ 立体ver.

そしてこんなマグカップも。表面が立体で重厚感があるシリーズ。おそらくこちらの方が新しいラインナップ。
建築物などの名所が立体化されて描かれていることが多いが、例に漏れずここでも香港とマカオの名所・名物が刻まれていた。ちなみに売れ行きは圧倒的に香港の方が良いようで、大量に売り場に残っているのはマカオバージョンだった。

ちなみにこちらのマグカップの価格、シリーズによって多少違いがあるが大体160HKD(5/18日のレートで約2,200円)ほど。
やっぱり国によって相場が違う。もう少しサンプルデータを増やせば、傾向が見えてくるかもしれない。

f:id:MR-Squirrel:20190519013807j:plain

香港 ご当地スタバベア

彼らも忘れてはいけない。香港のクマたち。何人もいる。
メインは小籠包入りの蒸しセイロを持った”彼”だろうか?チャイナ服を着ているが、香港限定か、中華圏共通なのかはわからない。
そしてチアガールのような格好をした”彼女”は何者なのか。
店員風の”彼”は「Hong Kong」とエプロン越しに主張している。彼は間違いなくこの島の住人だろうが、エプロンを変えれば世界中に対応する、グローバル社会の先駆者かもしれない。果たして‥よくわからないメンバー。
他の中国の都市なども含め、もう少し調査が必要だ。

先は長いが、こういう課題を見つけながらその地を訪れるのは、なかなか興味深い。