【パリ】水上バスで巡る名所
パリは世界で一番好きな街と言ってもいいと思う。仕事で訪れても、やっぱりいい。
この街はイメージが先行していて”花の都”と思って行くとびっくりすることが多い。
街は汚い。ゴミも多いし、建物の老朽化もよく見ると目立つ。そして治安が悪い。
パリに来た!という思いに水を刺すようなのだが、パリに来てがっかりしてしまう人も多くそれを”パリ・シンドローム”と呼ぶらしい。
それでも好きと言い切るのは、矛盾するようだがパリはやっぱり美しいから。
プリツカー賞を受賞した建築家で、パリでも活躍している坂茂さんはこう言い切る。
「東京は綺麗だけれど、美しくはない。パリは汚い、けれど美しい。」
一見パリの美しさは見えにくい。けれど歴史と人が織り成してきたこの街は、ふとしたところで急に魅力的な表情を見せる。その魅力に触れると、パリはどこまでもついてくる。
ということで、また時間が経ち先月のことですが、パリに行ってきたのでその訪問記。
水上交通と観光名所
パリの名所はセーヌ川沿いに多い。川を挟んでの右岸・左岸と名所が別れるが、川沿いを移動する水上バスを使うと両岸簡単にアクセスができる。
現地の同僚に勧められ水上バスでパリを移動してみたところ、安くて便利なことがよくわかった。
はとバスならぬ、バトバス。
ランチを食べた後、最寄りだったサン=ジェルマン=デ=プレの乗り場からセーヌ川へ降りる。水上バスは15分ごとくらいに来るのでそんなに待たない。
チケットは1dayで17ユーロ。24時間有効なので、午後に買えば、翌日の午前中も同じ券が使える。乗る時にこの時間が有効になるので、15:58分までに船に乗り込めばOK。
ルーブル美術館、エッフェル塔、シテ島などの名所は全て回ってくれる。
これで移動すればかなり楽。
セーヌ川から見上げるエッフェル塔。もちろん岸に上がってアクセスも乗り降り自由。
そして忘れてはならない、パリのシンボル。修復中の姿は痛々しい。
一刻も早い復旧を願うばかり。