下北沢路地裏エアポート

Shimokitazawa Backstreet Airport

【旅行】次の旅を考えている時間

マスターカード Pricelessキャンペーンの広告を写真アーカイブから見つけた。
移動が制限されている今だけど、思わず想像の羽を広げ世界をイメージしてしまう。

Mastercard 「次の旅を考えている時間」

次の旅を考えている時間

Mastercard 「次の旅を考えている時間:Priceless」

5年以上前になるが、どこかの空港か駅で見つけて思わず撮影したものだと思う。
マスターカードのプライスレスキャンペーンのコピーはグッとくるものが多い。
別に広告業界の回し者ではないが、広告によって体験が色鮮やかになることだってきっとある。
マーケティング通りの動きをしている優良消費者(?)というツッコミを予想しながらも、いくつかそんな心動く広告をご紹介したい。

JR東日本 「行くぜ東北」キャンペーン

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JR東日本 「メールじゃ会えない、レールで会おう」

移動制限に関してはポジティブなニュースもちらほら聞こえ始めてきた。
在宅勤務もこなれたものになってきたし、zoomやGoogle hangoutの使い方にも精通してきたけど、画面だと目が疲れるし、別の意味で気を使うんだということもわかってきた。
デジタルツールは便利だけど、会えない。電車に乗れば会いに行ける。
メールとレール。
うまいこと韻を踏んで、旅情を駆り立てるJR東日本の「いくぜ東北」キャンペーンのコピー。
これも何年か前に東北新幹線の車内誌に載ってたのを撮影したものだと思う。

全日本空輸「ニューヨークへ、行こう」

ニューヨークへ行こう

全日本空輸 「ニューヨークへ、行こう」

新聞を一面使った広告で載せられていたANAの広告。
青い海をベース配置された自由の女神と、その上にひろがる大きな空白がコピーを際立たせる。
9.11のテロがあった直後需要が落ち込んだ時期の広告。(写真は広告批評のページを撮影)
世界を引っ張っていくニューヨークの持つ夢や可能性と、再びこの街を元気にしたいという思いがうまく表現されている。

Mastercard 「世界を飛び回ること」

世界を飛び回ること

Mastercard 「世界を飛び回ること:Priceless」

最後に、一番好きなこの広告。
JALカードの広告なので、写っている飛行機はJALB777だと思われる。
また機体カラーリングが旧塗装なのも時の流れを感じる。
確か日本航空の時刻表の裏表紙に描かれていた広告だったと思う。
買えるものをその国でその国の通貨で買うこと、
それも素晴らしい価値だけれど、一番の価値はその国々を飛び回る事そのもの。

価格がつけられないくらい価値があるという意味の"Priceless"という単語。
体験はお金で買えるものもあるけれど、その体験の価値を金額換算できないほどの貴重なものに変えていくのも、やっぱり生身の体験なのだと思う。

移動制限の期間中、断腸の思いで旅行をキャンセルした方や、自宅でもどかしい思いをしながら出発を見送った方も多いと思う。

でもそれは決して無駄な時間ではなくて、次の旅を考えているその時間こそが、一番価値ある体験に変わっていくのだと信じたい。