下北沢路地裏エアポート

Shimokitazawa Backstreet Airport

【飛行機】遠くヨーロッパ ルクセンブルグを思う

社会的にも個人的にも様々な事があった昨今、すっかり更新が遅くなってしまった‥
季節は秋に変わり風がひんやり感じることも多くなってきた。
実は10月は一番好きな月で、陰影を増していく都会は鮮やかさが際立ってくる様な気がする。

「10月。東京が、一番東京らしく見える季節。」

これはかなり前に読んだ小説の一説。上京して2年目くらいに読んだ本だったと思うのだけれど、その時感じていた東京の鮮やかさと気分にフィットして、すごく気に入り今でも覚えている。
肝心の誰が書いた小説の、どの部分だったか完全に忘れてしまっているのが申し訳ないのだが、本のプロフェッショナルとして名高い友人達に秋がくる度この話をしているのでいつかわかるのではないかと期待している。
山の様な本の中からたった一節を探すという宝探しみたいな話だが、もしわかった時はまた共有させてもらえればと考えている。

GoToトラベルには乗りましたか?

政府主導のGoToトラベルキャンペーンで国内の移動についてはだいぶ緩和された印象がある。僕もその流れに乗っている一員ではあるのだが、まだ仕事以外の移動でその恩恵に預かったことはない。
キャンペーンの最中にそういう機会があればいいのだが。
今回はそんなキャンペーンとは関係ない、欧州貨物航空会社の話。

カーゴルックス

ルクセンブルグはベルギー・フランス国境にあるヨーロッパの小国。簡単に言ってしまえば富裕層の国。(世界のトンネルとも言う)
ベルギー・オランダ(ネザーランド)、ルクセンブルグの3国合わせてベネルクスと言う呼ばれ方もする。
日本からだとアクセスも難しいし、直行便も飛んでいない。
かと思いきや実は飛んでいる。
ただし、貨物の話

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カーゴルックス航空 at 小松空港

写真を撮ったのは北陸・金沢の玄関口 小松空港
仕事で行った先で、なんかでデカイ飛行機いるなあと思ったらこやつが降りてきた。
背景の山々とあいまって迫力がある。

カーゴルックス

カーゴルックス航空 at 小松空港

使用機材 B747-8は今や貴重な4発エンジン機。コロナパンデミックの影響で各社が維持断念した高コスト体質の飛行機でもあるが、世界的に旺盛な需要がある貨物航空においては追い風。
調べたところ、北陸の精密機器を欧州に運ぶ需要があるためカーゴルクスが小松に就航しているらしい。また以前は福岡空港に就航していたのだが、関東圏での需要を取り込み、かつ滑走路長が取れるという経緯で福岡から小松へ就航地変更となったようだ。

ja.wikipedia.org

ルクセンブルグってどんな国?

じゃあどんな国なんだと思う方も多いでしょうが、実は僕は行った事がないので実体験を記すことはできない。
ただルクセンブルグに短期留学していた友人が、とても明るくその時の体験を話してくれるので勝手に親しみをもっている。いつか自分でも行ってみたいと思う国の1つではある。
彼の話によると、とても富裕層が多い国だそうだ。実際その短期留学はエクゼグティブ向けのビジネススクールのような形態をとっており、そこで得た人脈や友情は大きくその後の仕事に寄与しているとの事。
また意外だったのが、内陸国なのに非常に美味しいシーフードが食べられるとの事。それはひとえに世界中に繋がる貨物航空ネットワークを持っているから。
もしかしたら、日本海の寒鰤がルクセンブルグの食卓に並んでいるのかもしれない。

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寒ブリ

wikipediaを見てみたら、ルクセンブルグの国の標語が興味深かった。

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ルクセンブルグ 我々は独立していたい

国境が頻繁に押し引きされていたヨーロッパ。小国であっても独立を保つ国の強さの秘密があるはずだ。その思いがこの標語に現れている。

ja.wikipedia.orgご興味のある方は覗いてみてください。