【オークランド】ニュージーランドの国際都市
とある事情でニュージーランドに来ている。業務でも旅行でもない、半分バカンス半分仕事。
けれど様々な体験を通じて、初めて訪れるこの国の魅力にしっかり触れることができたような気がする。
ラグビーやワインなどで日本にもよく知られているこの国だが、実は培われてきた歴史や文化の中で凄く充実しているのが教育だということが最近世界的に知られてきた。
先住マオリの文化を大切にしながら、新しい住民それぞれの個性を抱擁し共に前に進むという考え方は、現代の多様性理解に最も近い。
個性を発揮しながらも最強の組織力を持つラグビー・ニュージーランド代表、通称オールブラックスは、この国のそういう文化背景があるからこそなのかもしれない。
半年ぶりの更新
そんな事を考えながらこの新しい国に来ているのだが、
如何せん更新が半年ぶりくらいいなってしまった‥。ここしばらくの多忙ぶりを振り返りたくもないが、更新を待っていてくださった方もいると聞くと申し訳ない思いになる。
こうして発信する事で整理できたり、リフレッシュできたりしている事に改めて気づいた。移動というものは場所そのものが持つ力を、新たに感じ取りることで新鮮な学びを与えてくれる。
マオリ発祥、ニュージーランドの未来教育哲学で昨今注目を集めている”Te Whariki(ティファリキ)=大きな敷物・みんなが入れる大きな家”という概念の中で言われるMana whenuaという要素がある。
Mana whenuaは、解説ではbelonging/所属感などと訳されるのだが、もう少し読み込んでいくと土地土地に宿るエネルギーと繋がる事で、その土地への所属感と共に自分の学ぶべき事を知る、というようなニュアンスがあるらしい。
移動を生業にするというのは、まさにMana Whaenuaを育てていくことに他ならないと、こっちに来て話を聞いた時に感じた。
ティファリキやマナのことは、長くなるのでまた回を新たにしてまとめたいと思う。
海洋国家・ニュージーランド
北と南に島が分かれるこの国で、今回訪れたのは北の国際的玄関でもあるオークランド。NZは海に囲まれた海洋国家。船、港、魚介といったわかりやすい魅力。
港周辺は2011のラグビーW杯の際に整備が進み、歩いていても気持ちいい。夜の治安も悪くない。
夕食をとりがてらフィッシュマーケットへ出かけた。
クレイフィッシュというのはザリガニの事。日本でいうと伊勢海老?
とにかくでかい。このお店はいけすの中から自分で選び、トイメンにあるお店に持ってくと新鮮なまま調理してくれる。
連れて行ってくれた現地の友人曰く「海→いけす→胃袋の流れ一切滞らせていないからうまいに決まってる!」との事。
剥き身が綺麗に、すんごいデカイまま取れる。確かにうまい。いけすから素早く胃袋へ。
ちなみにこのクレイフィッシュ、普段はほとんどが中国に出荷されるのだがここ最近の世界情勢で滞っているらしい。その恩恵で通常180NZD/kgくらいする値段が、いつもの半額くらいとの事だった。
調理してくれたお店。牡蠣やムール貝などを扱っている。
鯛もこんな感じでまるまるグリルしてくれる。これで30NZD(約¥2,000)程度。
場所はこの辺り。オークランドのダウンタウンから歩いていける。
Sanford and Sonesは老舗の魚屋さん。みんなハキハキと働いていてフレンドリー。魚も美味しいのでオススメ。
帰りはこんな夜景を見ながら歩いて帰るのも悪くない。
2月の南半球は夏。吹き抜ける夜風が気持ちいい。