下北沢路地裏エアポート

Shimokitazawa Backstreet Airport

【シリコンバレー】Googleplex

6月はいつにも増して移動が多かった。時系列を意識して書きたいのだが、いくつか入れ替わっているのはご容赦願いたい。
7月が始まったが、日付変更線を跨ぐアメリカはまだ1日遅れの6月末。日本はG20で大わらわだったようで、大阪の交通機関の情報や、影響をうけた同僚の小言も耳に入ってきた。
サミットの成果はよく見てないので深く言及できないが、好意的な進展を得たのではないかと感じた。為替は再び円安方向に向かい、マーケットはリスクオンの方向に舵を切った印象。

シリコンバレー サンノゼ

日本の動きはニュースで見る程度のそんな折‥投資とは無関係の業務でサンノゼに行ってきた。ここはシリコンバレーの中心。世界を席巻するGAFAの一角をはじめ多くのIT企業がひしめく街。聞いた話だが、サンノゼは地価が上がりすぎて、1000万円の年収でも不足するくらい家賃が高騰しているらしい。
ダウンタウンから少し移動したクパチーノという地区にはappleの本社、そして街外れのマウンテン・ビューというエリアにはGoogleの本社がある。
今回はそのGoogle本社であるGoogleplexの訪問記。

Googleplex

サンノゼは南北縦に長い街。シリコンバレーの名の通り、両サイドを山地に囲まれた細長い谷の底にあたる。年中乾燥していて、雨が降ることはそう多く無い。
Googleの本社、Googleplexがあるのはサンノゼ北部、サンフランシスコ湾の奥に面したマウンテンビュー。サンノゼダウンタウンからは電車でマウンテンビューの駅まで行き、バスに乗り換えるのが便利。サンフランシスコから電車に乗ってのアクセスも難しくは無いと思う。

訪問した日は”これぞカリフォルニア!”という晴天。

googolplex

googleplex

敷地は広大。歩くと暑い。ただ湿度がなく、風も適度にあるので暑苦しくはない。
ケッペンの気候区分ではCs(地中海性気候)に属するカリフォルニアの特徴。

ケッペンの気候区分:温帯気候Cfa、Cfb、Cs、Cwの気候因子

(上記参考。リンク集にある「旅の情報 -世界の地理から-」)


オフィシャルストア外のガーデンには、アンドロイドのドロイド君がいる。

googleplex garden

Googleplex garden
Google Official Merchandise Store

グーグルグッズが買えるお店はGoogleplexの一角にある。世界でもここでしか手に入らないというものも多いようで、多くの人でごった返していた。

Google store

Google Store

Google Store

Google Store

ドロイド君のでっかいぬいぐるみは買おうかと思ったけど嵩張りそうなので買うのをやめた。
Tシャツの価格は15$(=日本円で約1800円)。そんなに高くはないのだが、手に取ってみるとやけに薄い。一度洗ったら着れなくなりそうな代物。

youtebeグッズ

Google Store Youtubeグッズ

Youtubeグッズも広い売り場。勢力を伸ばしている。いまや子供の憧れる職業第1位のYoutuber。Googleにとっても、ユーザーにとっても大きな存在。

Google Store

Google Store

マグカップやタンブラーなどの食器から、衣料品や文房具まで、売られていた商品は多岐に渡る。
価格も衣類10$程度から、マグカップは12$、ボールペンなどに至っては1$くらいからのライナップでそんなに高く無い。
雑多な印象は、商品数は少ないけど高くて高品質なものだけを置いていたappleストアとは真逆。
(クパチーノのapple campusのレビューは機会があったら改めて書きたい)

「洗練した本当に良いプロダクトだけを、少数精鋭で」というappleと、
「みんなが使いやすいものをみんなでまずつくって、使いながら少しずつ洗練させていく」というGoogle。オフィシャルストアはそんな双方の企業イメージを反映しているようだった。
ちなみに僕はずっとPCはmacスマートフォンiphone、でも使っているソフトは断然Googleというスーパーハイブリッド型?である。

appleはプロダクトはいいけど、ソフトがどんどん使いにくくなっている印象がある。地図アプリでappleが独自ソースに走り、ユーザーが激減したのは顕著な出来事だったと思う。
反対にプロダクトはそうでもないけど、Google系ソフトの使い勝手はどんどん良くなる。
総じて企業イメージは、断然Googleの方が好き。

Google Store ステッカー

Google Store お土産

今回の戦利品。
macGoogleのステッカーを貼ったら、、、apple信者に怒られるかもしれないなぁ。

【スターバックス】マニラ・マカティ グリーンベルト

東南アジアへ再び。少し経ってしまったがフィリピンでの定点観測。
首都マニラは10以上の市が集まってメトロマニラという都市圏を形成している。
今回の滞在はその中心でもあるマカティ市。緑地公園やショッピングモールが整備されているグリーンベルトという地域。
発展著しい地区らしく、検索すればものすごい数のスターバックスがヒットする。

スターバックス マニラ

スターバックス マニラ店内

今回訪れたのはグリーンベルトの、このお店。
周囲には軽く数えただけで5店舗はスターバックスがあった。

外観は普通のビルの1F。おそらく上はオフィスビル

スターバックス マニラ グリーンベルト

スターバックス マニラ グリーンベルト

店内は天井が高い設計で、1・2Fに席がある。登れるところがあると、どうしても高いほうに登りたくなり2Fの見晴らしのいい席に行く。

スターバックス マニラ

スターバックス マニラ 店内

午前中だったのもあり、そんなに人は多く無い。
ただ席数から察するに、ティータイムには相当多くのお客さんが来るのでは無いだろうか。周囲のオフィス街を見上げながらピークを想像する。

ローカルグッズ探索

フィリピンでのローカルグッズ探索。まずローカルマグ から。

スターバックス フィリピンローカルマグ

スターバックス フィリピンローカルマグ

カラフルシリーズ。こちらにあるのは「マニラ」「マカティ」「フィリピン」の3種類。淡いカラーリングが涼しげ。

スターバックス フィリピンローカルマグ

スターバックス フィリピンローカルマグ

レリーフシリーズは「マニラ」。都市部のメトロポリスが描かれている。
棚を見て気づいたのだが”Every place has a story to tell”というキャッチコピーがとてもいい。

その場所を訪れること、誰もがその土地特有のストーリーを体験するはず。場所場所の名を刻んだローカルグッズにその思いを、というコンセプトには共感する。(そして僕も便乗している)

価格はレリーフシリーズが595フィリピンペソ(=約1,300円)、カラフルシリーズが525ペソ(=約1,100円 6/18日レート)。
フィリピンの物価相場を反映していると思われる。総じて安い。

ローカルマグ アイランドシリーズ

スターバックス アイランドシリーズ

スターバックス ローカルマグ アイランドシリーズ

こちらは初めてお目見え。アイランドシリーズ。
しかしよく読むと、”ビジネス街の夜の風景に発想を起する”とあり、なぜ「island=島」シリーズなのかは謎のまま。
幾千もの島で成り立つフィリピン特有のシリーズなのか、それとも他の国でも始まった新しい展開なのか、もう少し様子を見てみようと思う。

フィリピン バリスタベア 

そして彼のことも、忘れてはいけない。現地を探る貴重な人材、バリスタベア 。
ただ、民族衣装などではなく、なにを表現しているのかはわからなかった。

スターバックス フィリピン バリスタベア

スターバックス フィリピン バリスタベア

学帽に制服。なんだろうか。
マカティは大使館や政府機関もあるアカデミックなエリアでもあるが、それを表現しようとしたのだろうか。もしくは全く別シリーズでアカデミックなキャンペーンのものなのか、全くわからない。
いずれにせよ、ここではバリスタベア は彼しかいなかった。
また行く機会があれば探してみたい。

【ブリュッセル】恐竜!王立自然科学博物館

ブリュッセルのレポート、最後はベルギー王立自然科学博物館。
エントランスには恐竜。幼い頃、買ってもらった学研の図鑑lを擦り切れるほど読んで恐竜の名前は全部覚えた。
期待が高まる。

ブリュッセル 自然科学博物館

ブリュッセル 自然科学博物館

中に入ると広々とした構内に化石の模型が多数。どれも見たことがある。

ブリュッセル 自然科学博物館

ブリュッセル 自然科学博物館

ブリュッセル 自然科学博物館

ブリュッセル 自然科学博物館

一番の人気者、ティラノサウルス

ブリュッセル ティラノサウルス

ブリュッセル ティラノサウルス

図鑑などで何度も見たことがあったけれど、こうして向き合ってみると迫力が違う。顎の大きさが全然違う。いまにも動き出さんばかりの躍動感。
二番目の人気者も肉食恐竜の筆頭格。

ブリュッセル アロサウルス

ブリュッセル アロサウルス

ティラノサウルスアロサウルス。どちらも筆頭の肉食恐竜だが、比較してみると頭蓋骨の大きさ、全体の体格などが比較できる。
とても充実した博物館。
場所は下記の地図の通り。

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EU本部の近く。地図上部の「Schuman」というメトロ駅の上がEU本部にあたる。

EU本部

EU本部

EU本部は何があるわけでは無いが、ここで欧州の各種決定がなされていると思うとニュースに接する時の感じが違う。
横断歩道がレインボー柄なのは、多様性を受け入れようとする欧州の意気込みか。

 

企画展 テディ&ベア

この博物館は常設展示の他に企画展とサブ展示がある。企画展は「テディ&ベア」。クマとクマのぬいぐるみを並列させるという荒技。

テディベア

ブリュッセル テディ&ベア

ブリュッセル テディ&ベア

ブリュッセル テディ&ベア

ブリュッセル テディ&ベア

ブリュッセル テディ&ベア

身近にいるクマのぬいぐるみくんたち。彼らと、本物のクマとの対比。

ブリュッセル テディ&ベア

ブリュッセル テディ&ベア

獰猛そうなクマたちの間に、、、、のんびり顔のパディントンベアと、くまのプーさん
なぜかクマのキャラクターはのんびりやさんに仕立て上げられることが多い。
実際のクマは足も速く、爪も牙も鋭い肉食動物。そのギャップは本当に不思議だ。
冬眠しちゃうから、寝坊助のイメージがクマの印象をのんびりさせるのだろうか。

鉄ちゃんフェ(Fe)

ブリュッセル 鉱石展示

ブリュッセル 鉱石展示

サブ展示にあるのは、鉱石の展示。様々な鉱石が原石のまま展示されている。

ブリュッセル クウォーツ

ブリュッセル クウォーツ

水晶の結晶と、元素模型。

元素記号表

元素記号

そして元素記号の一覧表が展示されているところで、記憶が蘇る。
中学の理科で覚えたやつ。小学生のころはなかった、物質の深い部分へアプローチしていく知識にワクワクした共に、全然覚えられないアルファベットの元素記号をなんとか覚えようと苦心した思い出。
「水兵、リーべ、僕の船‥」など、色んな語呂合わせを駆使して覚えたが、今は全く覚えていない。
けどなぜか、どうしても忘れられない語呂合わせが一個だけある。
それが小見出しにした「鉄ちゃんフェ」だ。

ご存知の通り、鉄の元素記号は”Fe”だ。
サプリメントなどでも鉄分入りのものが多いので、パッケージにFeの文字が並ぶのをドラッグストアなどでみる事もある。
その"Fe"を覚えるために、市立M中学の1年生が編み出した語呂合わせが「鉄ちゃん、Fe」だ。
なんのことはない、「テツヤくん」という同級生がいて、彼のあだ名はまごう事なく「てっちゃん」だったのだが、そのてっちゃんと仲間が思いついたゴロ合わせ。
てっちゃんは違うクラスだったので、そんなに会話をしたわけではないけれど、中一の理科のテストでは学年皆少なからずてっちゃんの恩恵を受けた。平均点を5点ほど押し上げる効果を作ったてっちゃん。

20年近く経った後、日本からも遠く離れたベルギーの地で同級生の顔を思い出す。
なんともはや、偉大なる中学時代。 
何の役にたつかわからなくても、あの時必死になって覚えたことや、夢中になって読んだ図鑑。みんなで笑いながら編み出した語呂合わせなど、忘れていたと思っていても気づけばこうして息づいている。

【スターバックス】ブリュッセル・グランプラス

ヨーロッパに来ても定点観測。見所や名物が多くて後回しになってしまったが、目的を持って街を探索するのは楽しい。切り口が同じであれば、なおさら国や街による違いが比較出来て際立つ。というわけで全世界に展開するコーヒーショップ・スターバックスの訪問記、ベルギーバージョン。

スターバックス ブリュッセル

スターバックス ブリュッセル

今回訪問したのはブリュッセルのシンボル広場、グランプラスに面するお店。
周囲の景観とマッチさせるため、テントの色が緑と赤。鉢植えの赤い花がテラス席に彩りを添える。隣のお店は全く違うレストランなのだが、テントルーフの色合いは同じ赤と緑。景観の統一がなされている。もしかしたら条例などで決まっているのかもしれない。

スターバックス ローカルグッズ探索

スターバックス ベルギー マグカップ

スターバックス ベルギーマカップ

お店に入ると、騒然と並ぶマグカップ。カラフルシリーズとオールドシリーズ。
レリーフシリーズは置いてなかった。

スターバックス ベルギー マグカップ

スターバックス ベルギーマカップ

描かれた街の名は「Namur」「Antwerp」「Leuven」「Gent」「Liege」の5種類。
なぜかここブリュッセルが無い‥
古いシリーズなので、もしかしたら早々と売り切れてしまったという可能性がある。やっぱりその土地で、その土地のものを買いたいのが購買者心理。
そういえば他の国でも同じだった。現地のものが売れ行きが良いのか残り少なく、隣の地域や街のものがたくさん残っていた。

スターバックス ベルギー マグカップ

スターバックス ベルギーマカップ

続いてカラフルシリーズ。
こちらは「ベルギー」「ブルージュ」「ブリュッセル」の3種類。訪問済みのブルージュがあると思わず親しみを抱く。しかしここはブリュッセル。やはり買うならその場所のものをその土地で、という心理になる。在庫の残り方の真相を、身を以て実感。 

スターバックス ベルギー

スターバックスベルギー マグカップ値段

最後に価格調査。
カラフルシリーズが17.50euro(=約2,100円)、オールドシリーズが14.90euro(=約1,800円。共に6/12レート)。

other city magという書かれ方が面白い。
なんとなく、値段は平均的なのかと感じる。
そしてバリスタベアを探したのだが、この店にはいなかった。駅や空港などのお店でも探したのだが、やはり見つけられなかった。
恒常的にないのだろうか、たまたまなのかわからないが、次の訪問の課題としよう。

今回のお店、場所はこの辺り。グランプラスに面している。

地図で検索していただければわかるのだが、ブリュッセルにあるスターバックスは街の規模と比較してかなり少ない。
アジアの他の都市と比較した場合、感覚的には1/3くらいのイメージか。そのくらいアジアへのスターバックスの勢いが凄まじいという捉え方もできる。

ヨーロッパはカフェ文化があり、街を歩けばすぐにいくつもカフェを見つけられる。ベルギーにはワッフルやチョコレートを売りにするカフェも数多い。
それらはチェーン店のように複数店舗ある場合もあるけど、単独でひっそりと、しかし根強いニーズに支えられて繁盛しているケースも多々ある。そういったお店は個性的で彩りがある。
推測でしか無いが、ヨーロッパでは画一的なチェーン店よりも個性を重視した、親しみあるお店を好む文化が根付いているのかもしれない。

そういえば僕の根城の下北沢、また沿線ではあるが吉祥寺もかつてはそういう個性的なお店が軒を連ねていた。
いまではだいぶチェーン店が増えてきて、僕もその恩恵にあずかっているのだけれど、やっぱりそこでしか行けない、この店がないと、という個性を伸ばしていってほしいという思いはずっとある。
「画一的な同一クオリティ」も安心感はあるけれど「そこにいかないと出会えない」というのが、やっぱり僕たちが”移動する喜び”であって、大げさな言い方をするとそれは”生きる喜び”とも言えると思うから。

【ベルギー】ブリュッセル中心部・ベルギービール

”現在”という言葉を英語にすると”Present”。すなわち「贈り物」である。現在は未来からの贈り物である、という言い方や、贈り物である現在を受け取らなければならない、などいろいろな解釈ができるが、最近「おくる=贈る」と「おくれ=遅れ」は同根だという文献を読んだ。
”贈り物”をおくる時、そこには”遅れ”ばせながら、の実感があるからで、心に抱きながら伝えられずにいた思いを、”おくれ”の実感とともに”おくる”のだそうだ。

僕もブリュッセルにいる間にこの記事を書きたかったのだが、すでに”おくれ”ている。今こうしている場所は日本、東京だ。記事を書くときにはすでにその場所にいない、それはつまり遅れている。

現在は速い。その現在を捕まえるためには、過去を意識しては難しい。「ブログに書くために、写真を撮ろう」という瞬間に過ぎ去っていくことも多い。また逆に瞬間を感じ取るため、写真にとらえきれず心のファインダーのみに刻まれている物事も多々ある。
その点twitterinstagramなどのツールは優れた即時性を持っている。時代の流れで情報は即座に、鮮烈に共有されるようになってきてはいるけれど、切り取った「現在」を記憶の中でも生きている現在として命を吹き込むこういう作業も悪くないと思う。時代の利器も使いながら、うまい具合に間をとっていけたらいいな。

というわけで遅くなってしましましたが、ブリュッセルのレビューを書こうと思った次第。

ヨーロッパの中心 ブリュッセル

ブリュッセル グランプラス

ブリュッセル グランプラス

ベルギーは大きさ的でいえば関東地方ほど。だがその中に3つの言語圏がある多様な国家。そして首都であるブリュッセルにはEU本部が置かれている、いわばヨーロッパの中心。情報が行き交う、活発な感じは街の至る所で感じることができるが、街自体はコンパクトで歩きやすい。
街の中心にあるシンボルは、グランプラスという広場。市庁舎前の広場だが、夜になるとライトアップされる。有名なしょんべん小僧もこの近くにあり、グランプラスを中心に少し歩けばブリュッセルの著名な観光名所やお店は網羅できる。

中心部にある美しいアーケード。

ブリュッセル アーケード

ブリュッセル アーケード

賑わうお店の中にチョコレート屋さんが多数。有名店はだいたいこのアーケードで買い揃えられる。
ベルギーのお土産といったらチョコレート、それにベルギービールで間違いない。

修道院で作られた、秘密のビール

ベルギービール LUTGARDE

ベルギービール LUTGARDE

ベルギービールは相当な種類がある。瓶に入ったビールはどれもコクがあって美味しいが、数が多すぎて選ぶのに迷ってしまう。一助となれば幸いで、ご紹介するのはかつて修道院で作られていたという、LUTGARDEというビール。
ラベルには口に指を当てる修道女。一見、宗教上のタブーを犯したか?と不安になるようなパッケージ。
白いビールと、ブロンドのエールビールの2種類。

LUTGARDE

LUTGARDE 修道女

 「しー、、、秘密よ!」という意味深なメッセージ。
実は調べたところ、このビールが美味しいとの噂が広まるので、修道院の中だけの秘密よ!という意味だそう。門外不出だったビール、今ではいろんなところで飲める。
HPではLUTGARDEの発祥の意味や、飲めるお店や買える場所も地図で見れるようになっている。(HPの言語はベルギーらしく、3ヶ国語から選べる)

lutgarde.eu

キリスト教に馴染みがないとちょっとびっくりするが、よく読んでみるとユーモアがある。
門外不出の味。
どれだけおいしいのか、、、修道院に隠されていた秘密に迫ってみよう。

【ベルギー】ブルージュ・屋根のない美術館

ベルギーはEU本部がある、欧州の中心とも言える国。規模は小さいが担う役割は大きく、新聞書面でベルギーの都市が踊る事も少なくない。
今回仕事で訪れたのは首都ブリュッセルだったのだが、日帰りで行ける観光都ブルージュに足を伸ばしてみた。(ブリュッセルのレポートはまた後日)

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水の都・ブルージュ

「北のベネチア」「屋根のない美術館」などと呼ばれる、美しい街。街を水路が貫く。今でも観光用に船が走っており手軽に乗れる。水辺から見る街はまた違った様相。

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ブルージュ 船から

歩いきた橋を下から潜り、陸とは全く違う導線で街を見る。古く船は物流を担っていたようだが、今では完全に観光用。とはいえ、行った土地で普段乗らない乗り物に乗る充実感は大きい。非日常的体験と合わさって強い印象を残すことは間違いない。

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ブルージュ 船で橋をくぐる

頭打つんじゃないかという高さの橋をくぐり抜ける。「気をつけて!」と船頭さんがアナウンス。手を上げて橋の欄干を触るお客さん。スリリング。
007シリーズだったら、ジェームズ・ボンドはこの橋の狭い隙間を利用して追っ手をやっつけるだろう。
ボンドがブルージュに現れたという情報はまだ聞いていない。

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ブルージュ 水辺のホテル

船でアクセスできる(できた?)というホテル。アナウンスで18?17世紀の、、といっていたのだがうまく聞き取れなかった。運河ならではの光景。ホテルは陸路で行くという前提でいる現代人の頭をリフレッシュしてくれる。欧州ではこういった光景も親しみのあるものなのだろうか。日本の時代小説を読んでみても、京都伏見の近辺はじめ関西などには裏に船が発着するような船宿がいっぱいあったようだ。
陸路の発達で船の恩恵は忘れ去られつつあるが、歴史を紐解けば水運の歴史の方がはるかに長い。水運が担っている大きさをあまり感じない現代だが、こうやって見方を変えると普段見えてなかった事柄が色々見えてくる。

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ブルージュ ボート乗り場

船の乗り場は街中に5、6箇所ある。どこから乗っても乗る距離と時間はほぼ一緒なので、都合に合わせて選べる。だが混雑具合には大きな差があるようなので、タイミング次第。

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ブルージュ ボート乗り場

どこから乗っても所要時間は30分程度。価格は10euro。

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ブルージュ マルクト広場

この街の中心、マルクト広場。
街に鐘を響かせる鐘楼がこの広場にあり街を見守っている。

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ブルージュ 鐘楼

高いところ好きとしては、街で一番高いところを見つけると血が騒いでしまう。
この鐘楼、全部で350段以上もある階段を自力で登らなければならない。しかも、安全上の理由ということで50人づつしか登れない。一人が改札をでたら、一人が改札を入れるという仕組み。週末では待ち時間が発生するので、ご注意を。

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ブルージュの街 鐘楼から1

同じ色の屋根の色が整然と並び、遠くにはこの街にある教会の聖堂、さらに奥には森の緑。今歩いてきた街を、こうして上から見る。今までの道程を、記憶のイメージと俯瞰した景色とつなぎ合わせ街を立体的に捕まえていく。
飛行機からみえる景色もそうだが、高いところから見る景色はただ過ぎ去って行ったら何の変哲も無いけれど、その場所に行ったという体験と結びつけることで強烈な立体感が生まれる。

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ブルージュ 鐘楼から2

ボートで渡った水路が見える。

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ブルージュ 鐘楼から3

さっきまで鐘楼を見上げていたマルクト広場を眺める。
僕が高いところが好きな理由は、ただ気持ちいいというのもあるけれど、俯瞰して見える視点がすごく豊かな気持ちをくれるというのもある。
この日は風がものすごく強くて、地上との違いを実感した。

【スターバックス】シンガポール・ウォーターボートハウス

令和が始まった5月。新元号を意識したわけではなく、ただ結果的に新元号に便乗してスタートしたブログも気づけば10記事目。書きたいネタはあるのになかなか時間が追いつかないもどかしかを感じながらも、街やお店など色々なものへの見方が変わった実感がある。「お、これ面白い」「この景色もっと知ってほしいな」「この味いいな」など自分の体験を誰かに繋げていくリレーのイメージ。

5月のアジア行脚の〆はシンガポール。冒頭でそんな事言いつつ、やっぱりここでも定点観測の世界的コーヒーチェーン。もはやスタンプラリー感覚。けれど行く以上は良い情報を提供したいと感じホテル近所の手っ取り早い店でなく、あえて観光名所ちかくの見応えのあるお店へ。仕事の後でも動きたくなる、こういう行動モチベーションはブログの効用。

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シンガポールの中心部は大きく2箇所に分かれているのだが、海側の中心マリーナベイに面するエリア。世界に誇る観光名所「マーライオン」のそばにあるスターバックス ウォーターボートハウス店。

以前訪れた事があり、もしシンガポールスターバックスを紹介するならここだなと前から思っていたお店。

外観は船の管制をするような灯台や見晴台があるような歴史を感じる建物。外観に緑のロゴマークは無く、茶色のシックなデザインは建築ともマッチしている。

場所はこの辺り

 

お店のエントランス。

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店内は広く、照明などは船のモチーフか。開放感があって気持ちいい店内。

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また壁画にはシンガポールの全景と「you are hear!」の印。こういう風に見ると海への出入り口だとよくわかる。

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金曜の昼過ぎはまだ空いている。窓側の見晴らしの良い席に座り外を見る。シンガポールの新シンボルマリーナベイサンズが湾の向こう遠くに見える。

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じつはこの正面向こう側にマーライオンがいる。そばの橋はF1シンガポールGPの時にはサーキットコースになる。夜間に行われるストリートサーキットのシンガポールGPの盛り上がりは凄い。今年も開催は9月だがもう準備が少しづつ始まっている様子だった。

 

ローカルグッズ探索

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ローカルマグカップレリーフシリーズ。国であり街であるシンガポールは一種類のみ。

 

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カラフルシリーズは2種類。共に「シンガポール」だが色が違う。こう言った展開もあるのか。

価格だが、シンガポールではどちらのシリーズも値段は一緒で22.9S$(5/31レートで約1,800円)

急激に円高が進んでいるので比較が難しくなっているのだが、平均的価格の印象。

 

そしていよいよ彼。実は以前シンガポールですでに彼の事は知っていた。あまりのインパクトだった。彼を紹介するために色々な国でバリスタベアを見に行ったと言っても過言ではない。

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お分かりだろうか。マーライオンベアである。となりの彼女はシンガポール建国を支えたサムスイウーマンベア。

どちらもこの国にちなんだバリスタベアなのだが、正直マーライオンベアの前では霞んでしまう。それくらいのインパクトなのである。まずモコモコ感がハンパない。ボリュームが違う。綿の使用量が絶対的に違うのだ。

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彼に会うと、本物の“彼”に会いたくなる。

その時は橋をくぐってマリーナベイに向かえば良い。このお店からなら3分で着く。

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ちなみに行けばわかるのだが、マーライオンには子供がいる。

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お父さん(お母さん?)とは背中合わせ。

3大世界ガッカリ遺産なんて揶揄されてるけれど、このミニマーライオンを見てから親マーライオンを見ると迫力があると感じる事ができる。

遠近法はこういう使い方もできる。‥遠近法じゃないか、それは‥